2005年02月06日

2004年年間投票その1

meantimeの年間投票を終えた。2004年の音楽からシングル、アルバムそれぞれベスト作品を選出するこの企画。アルバムについては、既にここでレビューしたものを多く選んでいるので、たまにはここでシングルの話を。
meantimeではシングルの投票を、全米チャート(Billboard HOT100)で40位以内に入った曲を対象とする「TOP40部門」と、それ以外のすべての曲を対象にする「NON-TOP40部門」に分けている。私は基本的に全米チャートが基本の人間だったので毎年、当然のように「TOP40部門」を選ぶのに気合いを入れていたわけだが、今年ほど「TOP40部門」を適当にすませてしまった年はなかった。NON-TOP40部門に比べて、「好き」な曲がなんと少ないことか。

TOP40部門
10. Welcome Back / Mase
9. So Sexy / Twista feat. R.Kelly
8. Slow Jamz / Twista feat.Kanye West & Jamie Foxx
7. Let's Go / Trick Daddy feat.Lil Jon & Twista
6. Happy People / R.Kelly
5. Salt Shaker / Ying Yang Twins feat.Lil Jon & The East Side Boyz

こんなに偏った選び方をするのは、私には珍しい。ここまででトゥイスタが3回も登場!リル・ジョン、R.ケリーも2回。要は、好きな曲が少ないので、好きなアーティストで選ぶしかないのだ。ま、このあたりに並べたのは、そうは言っても好きな曲だけどね。9位はアルバムバージョンではなくリミックスであることが前提。

4. Are You Gonna Be My Girl / Jet
3. If I Ain't Got You / Alicia Keys
2. Oye Mi Canto / N.O.R.E. feat.Daddy Yankee, Nina Sky, Gem Star & Big Mato
1. My Place / Nelly feat.Jaheim

この4曲は、5位以下に比べるとレベルが違う。選ぶタイミングによってはこの4曲のうちどれを1位にしてもおかしくなかった。順当に考えればアリキーがいちばん「いい曲」なのだが、自分らしい特徴を出した投票をしようと思えばノリエガだし、じゃあネリーは他より劣ってるのかというとそういう気もしないし、ロックな気分の時なら間違いなくジェットだし。というわけで同率1位みたいなもんか。

この中で普通の人はあまり上位に選ばないのはノリエガだろう。しかしこのテキトーなノリの気持ち良さは何にも代え難い。もともとノリエガって全然巧いラッパーだと思わないのだが、見たくもないのに来日公演を見てしまって以来(話せば長いが、キャッシュ・マネー軍団を見にいったら彼がいた。キャッシュマネー軍団はドタキャンした)、何となく贔屓している存在ではある。
別にラテンには何の縁もないはずだが、今回いきなりラテン風味の、スペイン語を交えた曲をヒットさせてしまう、この適当さ。ノリエガのチンピラ風キャラがこの適当な雰囲気に絶妙にマッチする。一発屋として消えるはずだったニーナ・スカイを意味なくフィーチャーしたり、ダディ・ヤンキーという逸材を発掘したり、何かと興味深い曲だ。ダディ・ヤンキーは自分名義で「Gasolina」という曲をヒットさせていて、これまたシビレる。「ダ!ディ!ヤン!キー!!」と盛り上がるハイパーなイントロがやたらかっこいい。
しかしノリエガはいつこの曲の入ったアルバム出すんだ。すっかりタイミング逸してるぞ。というわけでここではダディ・ヤンキーのアルバムのリンクを載せてしまおう。あと、まあ、お馴染みではあるが、1位に選んだので、ネリーも。

DaddyYankee.jpg Suit.jpg

NON-TOP40部門についてはまた機会を改めて。
posted by しんかい at 03:33| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 2004年ベスト作品選考シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月31日

Think On Your Feet by Jaimeson

ThinkOnYourFeet.jpg

2ステップって大好きだった。あの、洗練されたスマートな感じがいかにもヨーロッパ的で、アートフル・ドジャーもクレイグ・デイヴィッドも本当によく聴いた。流行がガラージっぽい方向に進むと、2ステップは物足りないぐらいにあっさりその姿を消していく。アートフル・ドジャーは実質的に解散、クレイグ・デイヴィッドはセカンドアルバムで自ら違う路線に進んだ。

久しぶりにその気持ち良さを再び経験させてくれたのが、UKのプロデューサー、ジェイマソン。「True」(4位)「Complete」(4位)「Take Control」(16位)と続いたシングルヒットはどれも外れなし。これら3曲に加えて、間違いなくアルバムのハイライトとなる「Selecta」が連なるアルバム導入部のかっこよさは圧巻だ。
冒頭から3曲アップが続いて、4曲目でちょっとゆったりしたイントロが流れるのでこの辺で一休みかと油断すると、40秒経ったところで一転して今まででいちばん速い超ハイパーな高速ビート!くー気持ちいい!
しかし次の曲からは本当にスローな曲が登場したりして、だんだんダレてくる。アップの曲ももちろん登場するが全体的に冒頭の質には及ばず、聴けるのは「Thinking Of You」「Better You Know」ぐらいか。
まあ、もともとこの手の人達はアルバムではなくシングル勝負の世界なので、こういう構成になってしまうのも仕方のないところだろう。アルバム全体として高く評価することはできないが、何曲かは03年から04年にかけて最もカッコいい曲だったとは言える。

HMVだかタワレコだかのフリーペーパーではディジー・ラスカルと共に何とかという新ジャンル名の下に一緒に紹介されていたが、ディジー・ラスカルはソー・ソリッド・クルーなんかのガラージ系やエレクトロニカ系からの影響が強く、猥雑な感じがするのに対し、こちらのジェイマソンはあくまでも洗練されてスマートで、やっぱり2ステップからの影響が強い。別モノだと思う。
posted by しんかい at 01:09| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 2004年ベスト作品選考シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Van Lear Rose by Loretta Lynn

VanLearRose.jpg

御年70の婆さんの復活作である。
70。ほんとか?というのが、実際に聴いて誰もがまず思うことだろう。この、張りのある声。どう聴いてもこの声の向こう側にしわしわの婆さんの姿は想像できない。いや、しわしわじゃないのかもしれないけど。

1935年に炭坑夫の娘として生まれた。1949年に結婚。その時、彼女は僅か13歳だった。普通の主婦として4人の子供を育て、やがて彼女はギターを持ち、ローカル・クラブでのパフォーマンスを始める。インディでのレコード契約を手にしたのは1960年。
デッカとの契約を手にし、60年代前半にホンキートンク・シンガーとして数々のヒットを放つ。60年代後半になると、それまでカントリーの世界で聴かれることのなかったフェミニスト的な視点から歌詞を書くようになった。70年代にはコンウェイ・トゥイティとコンビを組んで幾多のヒットを放ち、1980年には彼女の自伝が映画化された。ここまでが、彼女のアーティストとしての、いわば現役時代。1982年に最後のカントリーチャートでのトップ10ヒットを放ち、以後はヒットから遠ざかった。
93年にドリー・パートン、タミー・ワイネットと組んで「Honky Tonk Angels」としてレコーディングしたり、2000年にもアルバムを出していた。しかし、それほど大きな話題になることはなかった。
だから、前作から5年ぶりの作品なのに、大げさに本作がカムバック作だと騒がれたのは、単に期間の問題ではない。彼女が存在感を取り戻したという意味での、第一線への復帰作なのだ。

ホワイト・ストライプスがロレッタ・リンの「Rated X」をカバーした。それを知ったロレッタは自宅にホワイト・ストライプスの二人を招き、ジャック・ホワイトをプロデューサーに迎えて新作を作ることに同意した。だからと言ってジャックに主導権を奪われてしまっているわけではない。1曲を除いてすべてロレッタ自身の書き下ろしの新曲。音も、基本的にはトラディショナルなカントリーだ。しかし随所で、非常にロック的な、荒々しいぐらいにイキのいい演奏が聴かれる。この辺でジャックが本領発揮している。この関係は、ジョニー・キャッシュの復活にリック・ルービンが一役買ったのに非常に似ている。
若く、才能があって、しかも曲者のジャック・ホワイトと真っ向から取り組み、まったく負けていない70歳の婆さん。
なんだか悔しいぐらいに「アメリカの底力」を見せられているような気分になる。いやぁ、これは、凄い。
posted by しんかい at 00:28| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 2004年ベスト作品選考シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月23日

Do I Speak For The World by Gerald Levert

DoISpeakForTheWorld.jpg

日本で、というかR&Bマーケット以外では誰も話題にしないんだけど、コンスタントに活動し、R&B界では毎回しっかり売れる人。ルーサー・ヴァンドロスなんかもそんなところは多少あるが、その人気格差は、この人ほど酷くはなかろう。
ジェラルド・レヴァート。

80年代から活動するR&Bシンガー。紛れもない実力派シンガーだが、その「もっさり感」がよくないのか、日本ではまったく誰からも相手にされない。R&Bってのはやっぱりどこかオシャレだったりエロだったり、セックス・アピールがモノを言う。残酷なようだが、男の色気ムンムンだったテディ・ペンダーグラスが交通事故で下半身不随になった途端に急に魅力が無くなってしまったのは、R&Bというのがそういう音楽だからだと思う。
そういう意味ではジェラルド・レヴァートの存在というのは微妙である。世の中色々好みがあるにせよ、熊系の顔も、丸い体型も、決してかっこよくはない。これまでのジャケ写を見ればわかる通り、それは本人も充分に認識していて、変にかっこつけようとはしていない。
音楽的にも、彼の音楽は決して流行の音ではない。一応その時々でそれっぽいものを取り入れてはいるが、彼の音がその流行の中心に位置づくことはない。その中途半端なところがまた、日本で彼の人気が出ない理由だった。しかし今回はまったく流行を追いかけていない。基本。これでハズシようがない。

今回はインタールードを随所にはさんでアルバムの一体感が高まった。ミディアム〜スローが多いのはいつも通りの構成。
それにしても、なんでこれが売れないんだろう!というぐらい、質が高い。すべての曲が平均点以上の出来だ。実は彼の作品は94年の「Groove On」以来6作連続でR&Bチャートで最高位2位が続いていたのだが、前作「Stroke Of Genius」がそれを打ち破って1位になった。にも関わらず今回は7位。ちょっとまずい。しかし、質は決して落ちていない。80年代の、「ブラック・コンテンポラリー」と呼んでいた頃の曲のような「Better To Talk It Out」の美メロコーラス。「Lay You Down」のゴージャスでスケールの大きいサウンド。この極上のメロディもボーカルも、すべては女と寝ることを懇願してるだけ。いや、これでいいのだ。これがR&Bの世界。70年代ソウルのようにコブシを効かせまくって「お前に子供ができたって気にしないぜ、お前が欲しいんだ」と熱唱する「So What (If You Got A Baby)」。やっぱR.ケリーなんかとはシンガーとしては格が違うと思い知らされる。「未婚の母」が当たり前の社会なので言ってる内容は全然日本人の感覚と違うので意味わかんないかもしれないけど。

正直なところぱっとしない作品も多い彼だが、今回のは、はっきり、いいアルバムだと言い切れる。これは聴く価値あり。
posted by しんかい at 22:57| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 2004年ベスト作品選考シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Bebel Gilberto by Bebel Gilberto

BebelGilberto.jpg

私はどうも昔からオシャレな音楽が苦手だった。
苦手と言うよりは、偏見を持っていたというほうが近いだろう。
洋楽の聴き始めがロックで、その後ラップにはまり、トゥ・ショートだのゲットー・ボーイズだのスリー・シックス・マフィアなんてのをフェイバリットに挙げるような人間としては、まあ当たり前の反応とも言えるだろう。
しかし最近それがどんどん無くなっていってるのが自分で実感できる。
仕事でアジアの人々と接し、現地に頻繁に足を運ぶようになて、アジアの文化に対する偏見がなくなった。回り道だが、そこを経由してから、日本の音楽にも最近は普通の接している。
ワールドミュージックでもレゲエの類、アイリッシュやフレンチ、スペイン語圏のラテンやアフリカなんてのは昔からそれなりに興味をもって接してきたし、これで全ジャンル制覇か。
と思ったが、まだひとつ、まったく手つかずの領域があった。ボサノバである。

どうもボサノバ=J-WAVEで昼間かかってるオシャレなBGM、というイメージができてしまっていた。音楽が好きだから音楽を聴く人ではなく、オシャレで音楽を聴く人が聴くもの、という偏見をもっていた。

ベベウ・ジルベルト。ジョアン・ジルベルトの娘。この4年ぶりのアルバムは、英米の作品を中心にセレクトしているようなところでも、2004年のベストアルバムの1枚にリストアップしてたりするように、非常に世間の評価が高い。
こりゃ、ボサノバの世界の入り口としてちょうどいいじゃん。と思って聴いてみた。
すぐそこで歌っているかのような息づかいが伝わってくるベベウの温もりのあるボーカル。素材を活かすための最低限の味付けに留められた演奏。ゆっくりと時間が流れる、リラックスした空気。とても心地いい。だがやっぱりJ-WAVEで流れてそうだという印象自体はあまり変わらない。聴くシチュエーション次第ではもうちょい印象良くなるんだろうけど、やっぱ今のところこれは私が好き好んで自ら聴くものではなさそうだ。
posted by しんかい at 20:51| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 2004年ベスト作品選考シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月11日

続・Best British Song

昨日のネタなんだが、どうもおかしいことに気づいた。
Brit Awards25周年ということで過去25年のベスト・ソング... という主旨のはずだったが、ノミネート曲のうち、いちばんチャートインが古い曲はこれら3曲。

I Don't Want To Talk About It / Rod Stewart : Apr 1977 (#1)
Heroes / David Bowie : Oct 1977 (#24)
We Are The Champions / Queen : Oct 1977 (#2)

逆にいちばん新しいのは

Dry Your Eyes / The Streets : Jul 2004 (#1)

ということで1977年から2004年が対象になっている。全然25年ではない。28年である。なんなんだ28年。いったい何の根拠があるんだ。グラミー賞ならまだしも、イギリス人がこんなテキトーなことやるか?ロッド、ボウイ、クイーンのほか、ケイト・ブッシュも78年2月なので、もし本当に「今から25年前まで」で厳密に区切ってしまうとこれも、78年4月のビージーズもアウト。さすがにこれだけオイシイ対象曲がごっそり選考対象外になってしまうのは惜しかった、とかいう単純な理由なのだろうか。

既にBrit Awards公式サイトでは一般人による一次選考投票の受付が始まっているのだが、このまま突っ走ってしまうのか。ちなみにイギリス人じゃなくても(ちょっとした登録作業は必要だが)投票できるので、ぜひ参加しておきましょう。一人5曲まで投票できます。私はもう済ませました。
posted by しんかい at 02:40| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 洋楽ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月10日

Stefanie by 孫燕姿 (Sun Yan Zi)

Stefanie

ここをお読みの方ならご承知の通り、私は洋楽についてはそれなりに聴き込んでいるわけだが、日本を含め、英語圏以外の音楽には疎い。別に興味がないわけではないが、すべて追いかけるには時間も金も足りないので、いちばん興味のある分野だけを追うことにしていた。
この1年半ほどで何度アジアに渡航したかわからないが、なぜか今回シンガポールに渡って初めて「現地モノ」を買おうという気になった。たぶん、何度もアジアの文化に触れるうちに、アジアの音楽に対する「俺が聴くものではない」感が薄れた結果なのだろう。
とは言え誰がスターなのか、何が売れてるのかさっぱりわからない。ただ、まったくの素人でもないので、CDショップのどこを見ればそれがわかるかぐらいは知っている。ということでシンガポールのタワレコで仕入れてきたのがこれ。
台湾を拠点に活動しているようだが、シンガポール出身の孫燕姿Sun Yan-Zi。78年生まれ、大学を卒業して2000年にデビューだがもうベスト盤を含めて8枚もアルバムを出している。このハイペースはさすがアジアだ。台湾を筆頭にアジア諸国では何十万枚もCDを売って1位とりまくりらしい。が、日本発売はされていないらしい。おお、こりゃちょうどいい物を買ったな。

で、後から知った更に嬉しいことは、この子、今回私がシンガポールに行った際に現地で大変お世話になったNanyang Technological University(ナンヤン工科大学/中国表記だと南洋理工大学?)の出身らしいのだ。これで一気に親近感倍増。
音的にはおとなしめのシンガーソングライター系ポップスだが、とても洗練されていて、私が日頃聴いている欧米の音楽と比べて違和感は全然ない。むしろこのアコースティックな透明感は、北欧系あたりに通じるものさえ感じる。本人が何曲か作曲しているのも含めて曲のクオリティは安定している。北京語は人々が普通に話しているのを聴くとけっこう“強い”言葉に聴こえるが、こんなに柔らかく聴こえるのか、というぐらいソフトなのもいい意味で意外だった。歌詞カード見てるとなーんとなく意味がわかるしね。
と、色々発見の多かったCD。これを機に私もアジアンポップス進出か?

日本の孫燕姿ファンサイト
もういっこ
この辺で買うのが現実的か?(日本語の中国CD通販ショップ)
amazon.co.jp, hmv.co.jpではSun Yan Zi, Stefanie Sun, Yan Zi等で検索してもヒットせず。towerrecords.co.jpではYan-Ziでヒット。しかし高い!いったいこりゃ現地価格の何倍だ。やっぱり上の中国CD専門店とかで買うほうが良さそう。
posted by しんかい at 03:49| 東京 ☀| Comment(41) | TrackBack(7) | 新譜レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Best British Song

英国の音楽賞ブリット・アウォーズが今年25周年ということで、過去25年間のベストソングを選ぶという暴挙とも言える部門を設立するらしい。
25曲がノミネートされていて、今月末のファン投票で5曲に絞り込み、2月10日の授賞式で最終的に1曲にBest British Song賞が与えられる。→公式サイト
その25曲のリスト。

Heroes / David Bowie
We Are The Champions / Queen
Wuthering Heights / Kate Bush
Night Fever / Bee Gees
London Calling / The Clash
Love Will Tear Us Apart / Joy Division
That's Entertainment / The Jam
I Don't Want To Talk About It / Rod Stewart
The Look Of Love / ABC
Golden Brown / The Stranglers
True / Spandau Ballet
Careless Whisper / George Michael
Holding Back The Years / Simply Red
Sledgehammer / Peter Gabriel
Sacrifice / Elton John
Unfinished Sympathy / Massive Attack
Why / Annie Lennox
Fields of Gold / Sting
Kiss From A Rose / Seal
Wonderwall / Oasis
Angels / Robbie Williams
Yellow / Coldplay
Babylon / David Gray
Leave Right Now / Will Young
Dry Your Eyes / The Streets

実に興味深い選曲だ。ぜったいこれよりもっといい曲があるだろ、というツッコミも満載だが、ストラングラーズとかABCとかマッシヴ・アタックとかが選ばれてるあたりはやっぱりイギリスだなーと思う。どうも80年代初頭がすっぽり抜けてる感じがするのが納得いかないが、「True」とか「Careless Whispeer」みたいな超ベタなやつからジョイ・ディヴィジョンとかストリーツまで幅広く選んでる姿勢には好感が持てる。
個人的には、リストアップされてていちばん嬉しかったのはウィル・ヤング。名曲だと騒いでるのは周囲で自分だけだったんだけどこれでちょっと自信。いちばん取ってくれたら嬉しいのは「嵐が丘 / Wuthering Heights」かな。でも実際のところは「Angels」でしょう。

そういえば昨年のBrit Awards授賞式の夜は、ちょうどロンドンに居たんだなー。としばし感慨に浸る。
posted by しんかい at 02:17| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 洋楽ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

S.W.A.T.

SWAT

去年いつだったか、飛行機の中で観たはずだったんだけど、さっきWOWOWで観たらぜーんぜん覚えてなかった。何だかなー。
基本的には典型的なポリスアクション物。署内でも上層部から冷たく扱われてるアウトローな連中のチームが大活躍したりとか、内部に裏切り者がいるとか、悪役は中南米系だったり、ミッシェル・ロドリゲスがいつもの役だったり、ひとつも観る方の予想を裏切らない。
webで見てもほとんどの人が同じことを言っている。普通すぎる。ありきたり。内容薄い。ラストの対決シーンがしょぼい(というか暗くて見えない)。

何と言っても宣伝文句であったはずの「逮捕された犯人が、テレビに向かって『俺を救出してくれたら1億ドル払うぞ!』と言ったので380万人のLA市民が暴徒となって...」というCMの裏切りがイタい。確かに警察の車両を市民というかギャングが襲撃するシーンがあることはあるが、ものの数分でショボく逮捕されて終わりで、主人公たちはそのウラをかいて何の被害も受けない。
たぶん小型ジェットが橋の上に着陸するシーンとかは製作側としてはハイライトシーンのつもりなんだろうが、技術的に難しいことを「すげえだろ」と見せつけられても、こっちはねえ。こういう娯楽アクション映画は、もっと見た目の派手さを求めてるわけで。たとえばこっちは「ザ・コア」で、河川敷にスペースシャトルを着陸させる、なんてシーンを見ちゃってるわけで。

これだけ色々出てると、LLクールJの出演を音楽ファンとして楽しめるというわけでもないし。というか彼は全体的に存在感が薄く、腹筋を自慢するシーンのためだけに出演したのではないかと思われ(笑)。
まーそんなわけでまさに飛行機の中の暇つぶし映画でしょう。しかしいくらワイン飲んでたとは言え、ここまで覚えてないもんかなあ。
posted by しんかい at 01:42| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ロード・オブ・ザ・リングス 3部作 / Lord Of The Rings Trilogy

Lord Of The Rings Return of the King

超大作「ロード・オブ・ザ・リング」。レビューするにもそれなりの覚悟がいるのだが、軽く流すことにする。
WOWOWで正月に「王の帰還」が放送され、とりあえず3作とも2回以上は観た。
やっぱりこの映像は圧巻だ。「撮影」することが不可能なカメラワークをCGによって実現し、雄大な自然の中に様々な生き物が蠢くファンタジーの世界を見事に創り出した。しかしよく言われるように、これにいかに肩入れできるかは、原作の「指輪物語」を読んでいるかどうかに、かなり左右されると思う。
「指輪物語」は文庫本にして9巻というボリュームで、素人には非常に壁が高い。おそらくそれ故に、これを読破し、この世界に浸っているファンは一種の優越感をもって、「素人たち」と自分の間に、無意識にせよ、壁を設ける。

Yubiwa Monogatari

私はもちろん読んでないので、単純に10時間近い映像だけから感想を言う。
圧倒的な映像美と、スケールの大きさは素晴らしい。
話の筋は結局わかったようなわからないような。
サムを筆頭に、各登場人物の活躍ぶりは清々しい。主人公らしきフロド様とかいうヘタレを除いて。
もうとにかく、主人公に肩入れできない。この映画の居心地の悪さはそれに尽きる。いつも陰気な顔をしてひーひー悲鳴をあげて自力で何もできないヘタレを、いったいどうやって応援できようか。こんな奴に全人類(それ以上)の運命を託した周囲の連中の気持ちも理解できないし、私はちっともこの世界に入り込めない。
映像がいかに迫力があっても、私はその世界の中にはいない。スクリーンのこっち側に座って、あっち側で起きてることを眺めているだけだ。だからディスカバリーチャンネルでも観ているようなものだ。
(なお、DVDのエクステンデッド・バージョンを観るともうちょっと事情がわかりやすいらしい)
その「凄さ」に圧倒される人は素直に高い評価を与えるし、最後まで疑問が抜けなかった人は、「凄さ」はそれはそれで認めつつ、やや煮え切らない評価を与える。
「指輪物語」を読んでいる人たちは、あの「世界」を知っている。だから、仮にピーター・ジャクソン監督が描いた世界が多少自分のイメージと違っていたとしても、敢えて個人的な解釈を加えないまま、あそこまで情熱を賭けて創られた映像には愛情を感じずにはいられない。故に高い評価につながる。

アカデミー賞大量受賞(主演/助演男優/女優賞をまったくとれていない点も含め)やこの圧倒的なボリュームなど、色んな意味で歴史に残る映画であることは間違いない。この作品にリアルタイムで接する事ができたことには、素直に感謝したい。
が、やっぱり私は「ロード・オブ・ザ・リング」と聞けばまずヘタレのフロド様にムカつく映画、というのが最初に出てくる印象だ。
posted by しんかい at 01:10| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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