仕事が山場だ。家に帰ってもメールさえ開かず、という日が続き、先週はついに一週間近くためこんでしまったり。メールアドレスという物を持って以来、こんなことは初めてかもしれない。知り合いの皆さん、お急ぎの用件は携帯メールへ。
さて。
私は基本的に読書好きだが、読書に集中できる環境というものが限られる。例えば通勤電車なんかはOK。外のコーヒー屋なんかもOK。しかしなぜか自分の家の机だと、ダメなのだ。パソコンが気になったり音楽聴きたくなったり、他に誘惑があるせいだと思うのだが、どうにも集中できない。
しかし電車の中は、新聞を読む時間に充てているので、本を読む時間が本当にない。仕事上の勉強に関係する本も読まなきゃいけないし、単に趣味で読みたいものも色々たまってるのだが。
で、電車の中で読んでる新聞というのが、「The Daily Yomiuri」である。
読売新聞の英字新聞。
実は私も当初はそう思っていた。別に英字新聞なら何でもよくて、とにかく日常的に英語の勉強を続けたいというだけだった。ところがこれには2つメリットがあった。まず、安い。これは意外だったのだが、普通の読売新聞(朝刊のみ)と比較しても安いのだ。月額2650円。一日にすれば100円未満だ。
もうひとつは、コンテンツが読売新聞とはまったく違うこと。具体的には、海外のニュースが圧倒的に多く、深い。日頃から日本の新聞の海外ニュースの底の浅さには辟易していたのだが、Daily Yomiuriの情報量はまさにかゆいところに手が届いた。この1年半ほどアジアを中心に仕事をしていたので、その感覚を身につけるというだけでも充分に役に立った。
ではいいことばかりかと言うと、そうでもない。まず一般家庭にとってイタいであろうことは、チラシが入らないことだ。一体どういう理屈なのかわからないが、英字新聞にはチラシはつけないというルールらしい。スーパーのセールやデパートのバーゲンやお買い得のマンション情報が入ってこないのは、ちょっともったいない。この点はおおいに覚悟しておく必要がある。
実のところ、これ以外にはこれといって悪い点はないと思う。もちろんスポーツ欄も海外(とくにアメリカ)の情報が多いので日本のスポーツに関心がある人は物足りないだろうし、ビジネスという観点では日経を読み続けるのにはまったく敵わない。でも、日経はたいていのビジネスマンが読んでるが、Daily Yomiuriで海外のニュースを収集しつつ英語に触れる訓練を毎日続けてる奴はそうそういない、と差別化することで私は自分を納得させている。
posted by しんかい at 02:16| 東京 ☀|
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