今回はNON-TOP40シングル部門。
10.Drop The Pressure / Mylo
実はこれ、投票が終わってからアルバム聴いたんだけど、イイ!投票前に聴いてれば確実に入れたのに、惜しいなあ。なかなか置いてなかったんだもん。とりあえずこの曲に関して言えば、「グルーヴィでカッコいいダフト・パンク」だ。
私にとってテクノ系のグループは、「グルーヴ感」でその評価が決まる。だから、肉感的なグルーヴ感がなく、いかにもオタクが「頭」で作りました、という感じのケミカル・ブラザーズなんかはかなり嫌いで、その対極として、頭よりとにかく先に体で感じる初期プロディジーなんかは大好きだったりする。
モービーは一時期評価していたが、それはアップの曲ではなく、スローな作品を一種のプログレとして楽しんでいただけだし、ダフト・パンクやファットボーイ・スリムなんかはもっぱらビデオクリップしか面白いと思わない。
そんな私も納得したのがこの曲。テイストは非常にダフト・パンクに似ている。しかし決定的に違うのは、肉感的なグルーヴだ。聴いていて実に気持ちいい。
9.Thunderbirds / Busted
いい加減飽きてるんだが、一時期やたら好きだったので。「Who's David」とか他の曲も好きなんだけどね。密かにハズレ曲がないのでお気に入りのグループだったんだけど、解散は残念。
どちらかというとこれは「聴く」より「歌う」機会の多い曲だったような気も。CD持ってないし。
8.Last Train Home / Lostprophets
この曲以外は全然好きなバンドではないんだが、やっぱりこのサビは何とも抗し難く気持ちいい。初めて聴いた時は実際のサビの前の部分をサビだと思い込んでいたので、あの一瞬の間を置いて「And we sing〜」と始まる本当のサビには一発でやられた。これだけルックスがいいのに何で日本でもっと人気出ないんだろう。単に真面目に売ってないだけか?
7.Call Off The Search / Katie Melua
これは、ちょうど1年ほど前、ロンドン出張に行ったときに買ってきた。ほとんど観光する時間もない強行スケジュールだったけど、朝10時の開店とほぼ同時にVirgin Megastoreに駆け込んで買ってきたわけですよ。ああ、ちょうどBrit Awardsの翌日だったなあ。
アルバムが1位になってたんだけど全然情報が入ってこないし、ヒット曲らしいヒット曲も出ないし、こいつは何者なんだろうとずっと気になってて、ようやく手にしたら自分好みの音だったのでめでたしめでたし。
ジャズとフォークの中間というか。その中でもほわ〜んとドリーミーな、お伽噺の世界みたいなこの曲は彼女のロリ声も堪能できて絶品。
6.Irish Son / Brian McFadden
これはある意味掘り出し物。ブライアン君は、あの元ウエストライフの彼です。
まあ、ウエストライフなんてのは、我々の年代の男性から見れば「ウザい」存在でしかないわけで。「My Love」とか名曲もあるけどね。
で、当然、ブライアンが脱退してソロになるなんて言われても何の興味も示していなかった。全英No.1のデビューシングルもダルいバラードだったし。しかし。2曲目のヒットであるこの曲で、ハッとした。何だ。こいつ、こんなことがやりたかったのか。だからウエライ脱退したのか。ちょっと、目から鱗だった。
彼が育ったダブリンへの愛情に溢れた曲。そして、宗教というデリケートなテーマを全編で扱う非常に意欲的な曲だ。何よりも、この爽やかで屈託のない曲調。いわゆる「ロック」な人々なんかよりよっぽどいい味出してるじゃん。
と、すっかり彼を見直した曲。アルバムも全体的にこの感じを期待しても外さない。
5位以上はまた改めて。