2005年01月23日

Bebel Gilberto by Bebel Gilberto

BebelGilberto.jpg

私はどうも昔からオシャレな音楽が苦手だった。
苦手と言うよりは、偏見を持っていたというほうが近いだろう。
洋楽の聴き始めがロックで、その後ラップにはまり、トゥ・ショートだのゲットー・ボーイズだのスリー・シックス・マフィアなんてのをフェイバリットに挙げるような人間としては、まあ当たり前の反応とも言えるだろう。
しかし最近それがどんどん無くなっていってるのが自分で実感できる。
仕事でアジアの人々と接し、現地に頻繁に足を運ぶようになて、アジアの文化に対する偏見がなくなった。回り道だが、そこを経由してから、日本の音楽にも最近は普通の接している。
ワールドミュージックでもレゲエの類、アイリッシュやフレンチ、スペイン語圏のラテンやアフリカなんてのは昔からそれなりに興味をもって接してきたし、これで全ジャンル制覇か。
と思ったが、まだひとつ、まったく手つかずの領域があった。ボサノバである。

どうもボサノバ=J-WAVEで昼間かかってるオシャレなBGM、というイメージができてしまっていた。音楽が好きだから音楽を聴く人ではなく、オシャレで音楽を聴く人が聴くもの、という偏見をもっていた。

ベベウ・ジルベルト。ジョアン・ジルベルトの娘。この4年ぶりのアルバムは、英米の作品を中心にセレクトしているようなところでも、2004年のベストアルバムの1枚にリストアップしてたりするように、非常に世間の評価が高い。
こりゃ、ボサノバの世界の入り口としてちょうどいいじゃん。と思って聴いてみた。
すぐそこで歌っているかのような息づかいが伝わってくるベベウの温もりのあるボーカル。素材を活かすための最低限の味付けに留められた演奏。ゆっくりと時間が流れる、リラックスした空気。とても心地いい。だがやっぱりJ-WAVEで流れてそうだという印象自体はあまり変わらない。聴くシチュエーション次第ではもうちょい印象良くなるんだろうけど、やっぱ今のところこれは私が好き好んで自ら聴くものではなさそうだ。
posted by しんかい at 20:51| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 2004年ベスト作品選考シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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