2004年12月27日

先輩

池袋の街を歩いていて「先輩」と声をかけられた。はて。とまったく見覚えのないヤンキー少年の顔を見る。単なる客引きだった。「先輩、今日は買い物っすか。すぐ近くにいい店あるんスけど」。別に怪しい店ではない。服屋である。
池袋の60階通りあたりを歩いていると、よく黒人の兄ちゃんには声をかけられる。ヒップホップ系のファッションを扱う小さい店は、表通りからちょっと入ったところにありがちなので、彼らはこの大通りで客引きをする。ちょっとそれらしい格好をしてる奴には片っ端から声をかける。「先輩」と声をかけてきたヤンキー小僧も単にその日本人版だったわけだが、ちょっとその声のかけられかたが新鮮だったもので。いやーヤンキーならではだなぁ、と感心してみたり。というか、こういう場合何て声をかけるもんなんだろう、と自問してみたり。「すみません」じゃいかにも気が利かない。「お兄さん」では飲み屋か風俗の呼び込みだ。実はとても的確なのではないか、「先輩」というのは。
中国語では敬称に「先生」とつけるらしい。先日中国を訪問した際、そのコーディネートをしてくれた現地エージェントの手配したFAXを見たら、私のことを「先生」と言って訪問のアポを入れていたので、おいおいそんな身分詐称していいのかよ、と思っていたのだが、実は単なる敬称だと後から聞いた。
アジアには片言ぐらいなら日本語を理解できる人は多い。彼らとやりとりしていると、彼らのほうから自然に「さん」づけで私を呼んでくる。
日本人であることを、感じる。特に、様々な歴史的な経緯を経て、今もなお経済的に強くつながる東南アジア諸国では、日本人であることを、随所で意識させられ、気を引き締めさせられる。尊大であるべきではないし、驕り高ぶるべきでは決してない。しかし、日本人はもう少し日本人であることに誇りをもち、日本人として恥ずかしくないように行動するよう、心がけるべきである。

インドネシアの地震による津波で、現時点で9000人以上が亡くなっているという。ただただご冥福をお祈りする。
posted by しんかい at 03:13| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 思う事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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